御主人様の言う通り

「…初めまして。弟の武人です。撫子さん。失礼ですが、兄貴とはどういったご関係で?」


「あ、えっと…彰人さんと私は…」


白い肌がみるみる桃色に染まっていく。


恥ずかしがる彼女の代わりに、御主人様が答えた。


「まぁ、親同士が決めた…婚約者だ」


聞きたくなかった。