まず原稿を学校に持ってきている時点でアウト。 そんな事、当の昔に知っている。 だけど、止めない。 時間に余裕が無いのだから、仕方あるまい。 カパッと携帯電話の軽い音が響く。 メモには授業中に考えたネタがずらりと並んでいる。 慣れた手つきで右手の親指だけを動かし、決定ボタンを押す。 〆切まであと5日。 誰にも見つからずに 誰にも気付かれずに さっさと書き上げてしまおう。