☆☆☆☆☆ 実習が終わり、寮に戻る。 いつものようにみんなでわいわいご飯を食べて、部屋に戻ってきた。 1人部屋なので、プライバシーが守られているのはありがたい。 そろそろ、渡辺先生もお仕事が終わったかな? ドキドキしながら、携帯を手にした。 3コールで、出てくれた。 『もしもし』 「渡辺先生?」 『うん、待ってた。 早速なんだけど、今度の土曜日は空いてる?』 「ええと……大丈夫ですよ」 『じゃあ、土曜日の朝10時、病院の正面玄関で待ってる』