ちっぽけな幸せを君に

 「幸せ、なん、だ……流歌のう、でにこうしてだ、かれて――」


 「お願いだから……喋らないで……」


 「流歌――謳、聴か、せてくれ、ないか?」


 「いくらでも謳うから……だから喋らないで――」


 流歌は俺を抱いたまた謳い始めた。





 俺の意識が無くなるその瞬間まで――


 俺の意識が無くなってからもずっと――