「ふーん……」
「このまま高校出ても、やることナイつってたし、料理好きなら突き詰めればいーのになって思う」
「当麻くんがそんな心配しなくても……」
「まーな。けど、してやりたい」
当麻くんは、フッと笑うとフォークに差したリンゴを、私の口に突っ込んできた。
「……ウマイ?」
「うん」
「オレ、リンゴ剥けねーし。悠馬のおかげ」
「だったら私が……」
「さっきさ。悠馬、言ってたぜ。『ウサギにしたら、さやさんどんな顔すっかな』って」
「……えっ?」
「朝飯もさ、さやが『おいしい』って言うと、『嬉しー』って」
……うわ、なにそれ。
それって当麻くんにコビッてるの?
それとも……。
「悠馬は、自分が作ったモンでひとが喜ぶのが好きなんだよな。
そーいうところで、幸せ感じてるみてぇ。なんかかわいくね?」
かわいい……。
けど、私の前でかわいくナイのはどうして!?
「このまま高校出ても、やることナイつってたし、料理好きなら突き詰めればいーのになって思う」
「当麻くんがそんな心配しなくても……」
「まーな。けど、してやりたい」
当麻くんは、フッと笑うとフォークに差したリンゴを、私の口に突っ込んできた。
「……ウマイ?」
「うん」
「オレ、リンゴ剥けねーし。悠馬のおかげ」
「だったら私が……」
「さっきさ。悠馬、言ってたぜ。『ウサギにしたら、さやさんどんな顔すっかな』って」
「……えっ?」
「朝飯もさ、さやが『おいしい』って言うと、『嬉しー』って」
……うわ、なにそれ。
それって当麻くんにコビッてるの?
それとも……。
「悠馬は、自分が作ったモンでひとが喜ぶのが好きなんだよな。
そーいうところで、幸せ感じてるみてぇ。なんかかわいくね?」
かわいい……。
けど、私の前でかわいくナイのはどうして!?


