「あぁ、あんときはマジでキレかったな」
……ウソッ!
悠馬くんが私を誉めるなんて。
一瞬、寒気が……。
「それ、冗談?」
「いや、マジな話。毎日メイクすんなら、付き合ってやってもいーけど」
「なにそれっ!」
「だってもったいナイじゃん。美人なのに、そー見えないってのは……」
悠馬くんは、なにを思ったか私の髪に手を伸ばしてくる。
……ゾクッとしつつも、動けない。
確か、前にもこんなこと、あったような……。
「美人なんかじゃないし。それに、見えないって……なに?」
「ん? もっとこう……色気出せねぇ?
当麻先輩、こんな堅物とよくエッチでき……」
――バシッ!
「余計なお世話!」
もうっ、誉めるのかけなすのか、ハッキリしてほしいよ。
「いてぇ……」
カバンで頭を殴ったからか、悠馬くんは顔を歪め手のひらで頬を押さえている。
「ごめん、痛かった?」
とっさに近寄ると、悠馬くんは私の手を振り払った。
「……触んな」
……えっ。
……ウソッ!
悠馬くんが私を誉めるなんて。
一瞬、寒気が……。
「それ、冗談?」
「いや、マジな話。毎日メイクすんなら、付き合ってやってもいーけど」
「なにそれっ!」
「だってもったいナイじゃん。美人なのに、そー見えないってのは……」
悠馬くんは、なにを思ったか私の髪に手を伸ばしてくる。
……ゾクッとしつつも、動けない。
確か、前にもこんなこと、あったような……。
「美人なんかじゃないし。それに、見えないって……なに?」
「ん? もっとこう……色気出せねぇ?
当麻先輩、こんな堅物とよくエッチでき……」
――バシッ!
「余計なお世話!」
もうっ、誉めるのかけなすのか、ハッキリしてほしいよ。
「いてぇ……」
カバンで頭を殴ったからか、悠馬くんは顔を歪め手のひらで頬を押さえている。
「ごめん、痛かった?」
とっさに近寄ると、悠馬くんは私の手を振り払った。
「……触んな」
……えっ。