すっかり夜も更け、そろそろお開きの時間になる。
あのあとすぐに、香純さんとお兄ちゃんが2階からおりてきた。
お兄ちゃん、照れ照れでなんだか様子がおかしい。
香純さんは、余裕の笑みだったけどね?
当麻くんは、
『さっきは、香純さんからキスしたんかも』
なんて言ってる。
ホントの所はどうかわからないけど、いつものふたりと違うのは確か。
……無事に付き合うコトになってたら、イイな。
フロアに全員が集まり、お爺さんを囲む。
締めの挨拶を始めるみたいで、お爺さんがイスから立ちあがった。
「みんな……今日はこんな老いぼれのために、集まってくれてすまんかったの。
生きていて、こんなに嬉しかったことは……ない」
お爺さん、グッと涙をこらえて声を絞りだしている。
最初は涙ながらに話していたけど、
お店の歴史から始まり、数々の武勇伝の話題は尽きない。
「……なげぇ」
あのあとすぐに、香純さんとお兄ちゃんが2階からおりてきた。
お兄ちゃん、照れ照れでなんだか様子がおかしい。
香純さんは、余裕の笑みだったけどね?
当麻くんは、
『さっきは、香純さんからキスしたんかも』
なんて言ってる。
ホントの所はどうかわからないけど、いつものふたりと違うのは確か。
……無事に付き合うコトになってたら、イイな。
フロアに全員が集まり、お爺さんを囲む。
締めの挨拶を始めるみたいで、お爺さんがイスから立ちあがった。
「みんな……今日はこんな老いぼれのために、集まってくれてすまんかったの。
生きていて、こんなに嬉しかったことは……ない」
お爺さん、グッと涙をこらえて声を絞りだしている。
最初は涙ながらに話していたけど、
お店の歴史から始まり、数々の武勇伝の話題は尽きない。
「……なげぇ」


