頭ではダメって思ってるのに、当麻くんの優しいキスに、トロけちゃいそう。
当麻くんはキスの角度を変えては何度もキス、キス、キス……。
ボーッとするけど、当麻くんの手が胸に伸びてきたから、
思わずその手を弾いた。
「もうっ! チョコ取ってくる。じゃないともうあげないから」
「マジかよー。……じゃ、いらね」
チョコで引くかと思ったのに、逆効果!?
当麻くんは私をギュッと抱きしめて、離してくれない。
「んーっ、離して」
「ヤダね」
もがくけど、力の差は歴然で、ビクともしない。
力尽きて気を抜いた瞬間、
――ドンッ!
と、壁から大きな音がした。
……えっ?
私も当麻くんも、瞬時に固まり壁の方を見る。
もしかして……
となりの部屋で、誰かに盗み聞きされてたっ!?
今までの甘いドキドキの時間が、ヒヤッとした空気に変わった。
当麻くんはキスの角度を変えては何度もキス、キス、キス……。
ボーッとするけど、当麻くんの手が胸に伸びてきたから、
思わずその手を弾いた。
「もうっ! チョコ取ってくる。じゃないともうあげないから」
「マジかよー。……じゃ、いらね」
チョコで引くかと思ったのに、逆効果!?
当麻くんは私をギュッと抱きしめて、離してくれない。
「んーっ、離して」
「ヤダね」
もがくけど、力の差は歴然で、ビクともしない。
力尽きて気を抜いた瞬間、
――ドンッ!
と、壁から大きな音がした。
……えっ?
私も当麻くんも、瞬時に固まり壁の方を見る。
もしかして……
となりの部屋で、誰かに盗み聞きされてたっ!?
今までの甘いドキドキの時間が、ヒヤッとした空気に変わった。


