それは、窓から見える夜景だった。
夜景の光で、夜空は部屋の中より明るい。
暗闇の中光を放つ街の灯りは、まるで宝石箱のよう。
「こっち来いよ」
窓からの灯りで、うっすらと照らされる室内。
なんとか、窓際にいる当麻くんの元へと、歩いていく事ができた。
「すごい……キレイだね」
「だろ? あ、でも今日のさやの方が、何百倍もキレイだけどな?」
そう囁いて、私を抱き締めてくる。
せっかくレナのイトコにメイクしてもらって、オシャレしたのに、
それに対する反応が全くなくって、寂しかったんだよね。
「……気付いてくれてナイのかと思ってた」
「まさか。……面と向かって言うのも照れるしな」
「えーっ、当麻くんが!?」
いつも、学校だろうが人前だろうが、甘いセリフ平気で言うクセに。
夜景の光で、夜空は部屋の中より明るい。
暗闇の中光を放つ街の灯りは、まるで宝石箱のよう。
「こっち来いよ」
窓からの灯りで、うっすらと照らされる室内。
なんとか、窓際にいる当麻くんの元へと、歩いていく事ができた。
「すごい……キレイだね」
「だろ? あ、でも今日のさやの方が、何百倍もキレイだけどな?」
そう囁いて、私を抱き締めてくる。
せっかくレナのイトコにメイクしてもらって、オシャレしたのに、
それに対する反応が全くなくって、寂しかったんだよね。
「……気付いてくれてナイのかと思ってた」
「まさか。……面と向かって言うのも照れるしな」
「えーっ、当麻くんが!?」
いつも、学校だろうが人前だろうが、甘いセリフ平気で言うクセに。


