「私もたまにバイトしてるし、半分払うからね」
「つーか、コレがオレから、さやへのクリスマスプレゼント」
「えっ?」
「今月忙しくて、全然相手できなかったしな……。寂しかったろ?」
当麻くんは私の顔を覗きこみ、優しく微笑む。
「寂しかったけど、今日会えるの楽しみにしてたから」
「オレも。だから頑張れた……」
『頑張れた』……か。
「当麻くん、修学旅行から帰ってずっと忙しそうだったよね。どうして?
バイトじゃ……なかったんだよね?」
バイトじゃナイとしたら、なんの用事だったんだろ。
そしたら当麻くんは、一瞬眉をピクリと動かす。
「バイトじゃないって、知ってた?」
「うん……」
「悠馬に聞いた?」
「ううん。他のひとから……」
「フーン」
でも理由までは知らないんだけど。
当麻くんは口をつぐみ、
そのままひとりで、フロントへチェックインの手続きをしに行ってしまった。
「つーか、コレがオレから、さやへのクリスマスプレゼント」
「えっ?」
「今月忙しくて、全然相手できなかったしな……。寂しかったろ?」
当麻くんは私の顔を覗きこみ、優しく微笑む。
「寂しかったけど、今日会えるの楽しみにしてたから」
「オレも。だから頑張れた……」
『頑張れた』……か。
「当麻くん、修学旅行から帰ってずっと忙しそうだったよね。どうして?
バイトじゃ……なかったんだよね?」
バイトじゃナイとしたら、なんの用事だったんだろ。
そしたら当麻くんは、一瞬眉をピクリと動かす。
「バイトじゃないって、知ってた?」
「うん……」
「悠馬に聞いた?」
「ううん。他のひとから……」
「フーン」
でも理由までは知らないんだけど。
当麻くんは口をつぐみ、
そのままひとりで、フロントへチェックインの手続きをしに行ってしまった。