「今朝な。アイツ、バスの中で泣いててさ。旅行中ってひとりになりたくてもなれねぇだろ。
だから、ちょっとでも人目につかないようにって、貸してやった」
神原さん、泣いてたの? どうしたんだろう。
それに、そういう場面に出くわして、見て見ぬフリしない所は、当麻くんらしい。
「……そうだったんだ」
そんな理由があったのに、私が勝手に不安になってたんだ。
「で、バス降りる時、『返せ』つったんだけど、アイツ化粧濃いだろ? マスカラとかベッタベタにしやがってさ。
くれっつーし、もぅいいかと思ってな。さや、アレ欲しかったか?」
当麻くんは、キャップをあげたコト自体に問題があるなんて
コレぽっちも思ってないみたい。
……まぁ、そういう所も当麻くんらしいんだけど。
本人からしたら、やましい行動してるつもりがないから、アッサリそう言いきれるんだよね。
「は? なに笑ってんだよ」
今まで不安でいっぱいだった気持ちが、一気に軽くなったコトで、思わず笑みがこぼれた。
それに反して、突然笑われたコトで、当麻くんは顔しかめてる。
だから、ちょっとでも人目につかないようにって、貸してやった」
神原さん、泣いてたの? どうしたんだろう。
それに、そういう場面に出くわして、見て見ぬフリしない所は、当麻くんらしい。
「……そうだったんだ」
そんな理由があったのに、私が勝手に不安になってたんだ。
「で、バス降りる時、『返せ』つったんだけど、アイツ化粧濃いだろ? マスカラとかベッタベタにしやがってさ。
くれっつーし、もぅいいかと思ってな。さや、アレ欲しかったか?」
当麻くんは、キャップをあげたコト自体に問題があるなんて
コレぽっちも思ってないみたい。
……まぁ、そういう所も当麻くんらしいんだけど。
本人からしたら、やましい行動してるつもりがないから、アッサリそう言いきれるんだよね。
「は? なに笑ってんだよ」
今まで不安でいっぱいだった気持ちが、一気に軽くなったコトで、思わず笑みがこぼれた。
それに反して、突然笑われたコトで、当麻くんは顔しかめてる。


