「別になんもねぇっつの」
「端から見てたら、そうは見えなかったよ?」
「多分……」
当麻くん、ちょっと考えるようにしてうつむいた。
多分、なに?
「神原ってさ、爺ちゃんっコなんだと。オレもそーじゃん。
なんか、それで気に入られたみてぇ」
そんなコトで!?
っていうか、結構プライベートな話したんだ?
「いつ、そんな話したの?」
「行きのバス。質問ゲームやっててな、
『今一番気になる人』ってのがまわってきて、『爺さん』って答えた。
ま、違う意味で爆笑んなったんだけど?」
当麻くんは冗談っぽく話すけど、私のモヤモヤは消えない。
「そこから神原さんと……?」
「まぁな。近くに座ってたし、色々聞かれて。
神原の爺さん、長いコト病気してるらしーわ。
ウチの爺さんも最近弱ってきてっし、一緒だなって話んなって」
『一緒だな』……って、
どんな雰囲気で話してたんだろ。
「端から見てたら、そうは見えなかったよ?」
「多分……」
当麻くん、ちょっと考えるようにしてうつむいた。
多分、なに?
「神原ってさ、爺ちゃんっコなんだと。オレもそーじゃん。
なんか、それで気に入られたみてぇ」
そんなコトで!?
っていうか、結構プライベートな話したんだ?
「いつ、そんな話したの?」
「行きのバス。質問ゲームやっててな、
『今一番気になる人』ってのがまわってきて、『爺さん』って答えた。
ま、違う意味で爆笑んなったんだけど?」
当麻くんは冗談っぽく話すけど、私のモヤモヤは消えない。
「そこから神原さんと……?」
「まぁな。近くに座ってたし、色々聞かれて。
神原の爺さん、長いコト病気してるらしーわ。
ウチの爺さんも最近弱ってきてっし、一緒だなって話んなって」
『一緒だな』……って、
どんな雰囲気で話してたんだろ。


