説明しながら、夕星はその山頂に向かっている。
朱夏は山を振り仰ぎ、少し不安げに呟いた。
「そんなところに、行っても良いの?」
「何言ってる。朱夏はすでに、俺の正妃だぜ。立派なククルカン皇家の一員だ」
事も無げに言う夕星に、朱夏は少し首を傾げる。
実際に結婚式を挙げ、初夜を終えても、やはり『夕星の正妃』だとか、そういう立場に自分があるということに、実感が湧かない。
朱夏は再び、顔を上げてまじまじと夕星を見た。
「・・・・・・ねぇユウ。あたしのこと好き?」
いきなりの意外な質問に、夕星は驚いたように目を見開いた。
しばらく朱夏を見つめ、やがて少し照れたように、口の端を上げる。
「・・・・・・わかってるくせに。何度言わせるんだよ」
「聞いたときにちゃんと言ってくれなきゃ、わからないわよ。ユウだって、そう言ったじゃない」
「反撃に出たな。朱夏、そんなに俺を苛めると、夜にえらい目に遭うぜ」
「夜?」
きょとんとする朱夏の太股を、夕星は、さらりと撫でた。
「っ!」
「今ここで抱くことだって、可能なんだぜ?」
一瞬で真っ赤になった朱夏を、後ろから抱きしめる。
「ちょ、ユ、ユウっ! ここ、こんなところでそんなことしたら、それこそ罰が当たるよっ」
いつもの晩のようなことを、今この場でされることを想像し、朱夏は目眩がした。
さすがにここ何日かで、ようやくそういうこともわかってきた。
それだけに、パニック状態で暴れる朱夏を、夕星は笑いながら抱きしめて抑え込んだ。
朱夏は山を振り仰ぎ、少し不安げに呟いた。
「そんなところに、行っても良いの?」
「何言ってる。朱夏はすでに、俺の正妃だぜ。立派なククルカン皇家の一員だ」
事も無げに言う夕星に、朱夏は少し首を傾げる。
実際に結婚式を挙げ、初夜を終えても、やはり『夕星の正妃』だとか、そういう立場に自分があるということに、実感が湧かない。
朱夏は再び、顔を上げてまじまじと夕星を見た。
「・・・・・・ねぇユウ。あたしのこと好き?」
いきなりの意外な質問に、夕星は驚いたように目を見開いた。
しばらく朱夏を見つめ、やがて少し照れたように、口の端を上げる。
「・・・・・・わかってるくせに。何度言わせるんだよ」
「聞いたときにちゃんと言ってくれなきゃ、わからないわよ。ユウだって、そう言ったじゃない」
「反撃に出たな。朱夏、そんなに俺を苛めると、夜にえらい目に遭うぜ」
「夜?」
きょとんとする朱夏の太股を、夕星は、さらりと撫でた。
「っ!」
「今ここで抱くことだって、可能なんだぜ?」
一瞬で真っ赤になった朱夏を、後ろから抱きしめる。
「ちょ、ユ、ユウっ! ここ、こんなところでそんなことしたら、それこそ罰が当たるよっ」
いつもの晩のようなことを、今この場でされることを想像し、朱夏は目眩がした。
さすがにここ何日かで、ようやくそういうこともわかってきた。
それだけに、パニック状態で暴れる朱夏を、夕星は笑いながら抱きしめて抑え込んだ。


