ほぅ、と炎駒は眼を細めた。
「葵王様と朱夏は、アルファルドから出たことがありませぬ故、体調を崩すのではないかと心配していたのですが。そうか、それは良かった」
桂枝も心配だったらしく、横で安心したように頷いている。
朱夏はそんな桂枝に、夕星の腕の中から声をかけた。
「桂枝、寒くない?」
「わたくしは大丈夫ですよ。国を出る前に、炎駒様より気候のことは聞いておりましたし。厚めの衣を用意しておきましたので」
「あたし、ユウに聞いてたけど、砂漠でダウンしたわ。まさかこんなに寒いとは、思ってなかったもの」
今でこそ気候にあった衣を着ているし、それなりに身体も慣れたが、初めはとんでもない寒さに驚いた。
夕星が、苦笑いをしつつ、炎駒に軽く頭を下げた。
「すみませぬ。俺が甘く見ていたせいで、朱夏が熱で倒れてしまったのです」
「それは・・・・・・ご迷惑をおかけしましたな」
「憂杏がさぁ、薬くれたんだけど、もう信じられない不味さだったのよ。まぁその薬のお陰で、すぐに治ったんだけど」
口を尖らせる朱夏に、炎駒の向こうから桂枝が控えめに問いかけた。
「あ、あのぅ。息子のことなのですが・・・・・・。あの、本当に、良いのでしょうか・・・・・・」
「葵王様と朱夏は、アルファルドから出たことがありませぬ故、体調を崩すのではないかと心配していたのですが。そうか、それは良かった」
桂枝も心配だったらしく、横で安心したように頷いている。
朱夏はそんな桂枝に、夕星の腕の中から声をかけた。
「桂枝、寒くない?」
「わたくしは大丈夫ですよ。国を出る前に、炎駒様より気候のことは聞いておりましたし。厚めの衣を用意しておきましたので」
「あたし、ユウに聞いてたけど、砂漠でダウンしたわ。まさかこんなに寒いとは、思ってなかったもの」
今でこそ気候にあった衣を着ているし、それなりに身体も慣れたが、初めはとんでもない寒さに驚いた。
夕星が、苦笑いをしつつ、炎駒に軽く頭を下げた。
「すみませぬ。俺が甘く見ていたせいで、朱夏が熱で倒れてしまったのです」
「それは・・・・・・ご迷惑をおかけしましたな」
「憂杏がさぁ、薬くれたんだけど、もう信じられない不味さだったのよ。まぁその薬のお陰で、すぐに治ったんだけど」
口を尖らせる朱夏に、炎駒の向こうから桂枝が控えめに問いかけた。
「あ、あのぅ。息子のことなのですが・・・・・・。あの、本当に、良いのでしょうか・・・・・・」


