「ねぇ朱夏。あれから、皇帝陛下とかとお会いした?」
朱夏の部屋で、夕餉にありつきながら、葵が口を開いた。
「ううん。何だかお気を遣ってくださってるのか、お見舞いと称したお花とかお菓子とかは、皇后様からも届くんだけど、お会いはしてない」
ひょいと指差したほうを見れば、窓辺には所狭しと花が活けられ、棚には大きな籠に、いろいろなお菓子が入っている。
「随分いっぱいあるねぇ。今度から、小腹が空いたら朱夏のところに来ようかな」
笑いながら言い、葵はスパイスの効いた肉の塊を口に入れた。
「う~ん、美味しい。稽古の後は、こういうスパイシーな食事が美味しいねぇ」
「味付け一つも、アルファルドとは違うわよね。こんなぴりっとした薬味、初めて食べたわ。ま、料理に関しては、わかんないけど」
一通りメインの食事を済ませると、アルがお茶を淹れてくれ、セドナが一口サイズの小さなお菓子を、二人の前に置いた。
葵はお茶を飲みながら、ちら、と朱夏を見た。
「朝にさ、皇太子様とお会いしてたんだけど。あの人・・・・・・アリンダ皇子、全然反省してないって」
まあぁっと、朱夏より早く、セドナが声を上げる。
顔は一瞬で憤怒の形相だ。
その表情に、葵が軽く引いてしまう。
朱夏の部屋で、夕餉にありつきながら、葵が口を開いた。
「ううん。何だかお気を遣ってくださってるのか、お見舞いと称したお花とかお菓子とかは、皇后様からも届くんだけど、お会いはしてない」
ひょいと指差したほうを見れば、窓辺には所狭しと花が活けられ、棚には大きな籠に、いろいろなお菓子が入っている。
「随分いっぱいあるねぇ。今度から、小腹が空いたら朱夏のところに来ようかな」
笑いながら言い、葵はスパイスの効いた肉の塊を口に入れた。
「う~ん、美味しい。稽古の後は、こういうスパイシーな食事が美味しいねぇ」
「味付け一つも、アルファルドとは違うわよね。こんなぴりっとした薬味、初めて食べたわ。ま、料理に関しては、わかんないけど」
一通りメインの食事を済ませると、アルがお茶を淹れてくれ、セドナが一口サイズの小さなお菓子を、二人の前に置いた。
葵はお茶を飲みながら、ちら、と朱夏を見た。
「朝にさ、皇太子様とお会いしてたんだけど。あの人・・・・・・アリンダ皇子、全然反省してないって」
まあぁっと、朱夏より早く、セドナが声を上げる。
顔は一瞬で憤怒の形相だ。
その表情に、葵が軽く引いてしまう。


