朱夏もすぐに、憂杏について行こうとし、あ、と腰を探った。
次いで、胸元に手を当てる。
「あたし、今丸腰。剣は部屋だし、守り刀はまだ修理中でしょ?」
「何、今は大丈夫だよ。心配なら、守り刀だけ持って行くか?」
ほれ、と憂杏の道具の傍に置かれた守り刀を手渡す。
ちょっと考えて、朱夏は小さな布に刀を包むと、帯に挟み込んだ。
「さて、じゃあどうしようかね。皆で行くか? でもお姫さんが戻ってきたときに、誰もいなかったらまずいな」
「朱夏姫様、出歩かれて、大丈夫なのですか?」
セドナの言葉に、朱夏は、うん、と頷く。
憂杏も、横から笑いながら、朱夏の背中をばしんと叩いた。
「こいつはそんなヤワじゃない。つーか、部屋の中で鬱々としてたって、良くならねぇぜ。レダと二人だけで抜け出したのだって、お付きの者たちに、いい加減うんざりしてたんだろ? たまにはぱーっと、遊ぼうぜ」
あわわわ、と朱夏は憂杏の口を押さえた。
「う、うんざりなんて、思ってないわよ。ただ、いちいちついて来てもらうのも悪いと思って。用事が終わるのを待ってもらうのも悪いし」
「まぁ・・・・・・確かにあまりぞろぞろついていくのも、返って目を引きますし、朱夏姫様にもご迷惑だろうと、近衛隊は少し離れてついているものなのですがね。前は、こちらが油断しておりました。まさかあれほど素早いとは」
どうやら朱夏についている近衛隊は、朱夏も気づかないぐらいさりげなくついているらしい。
ただ、そのために見失ってしまったのだが。
「ナスル様の護衛で、ちょこちょこ動き回る姫君の追跡は、慣れているつもりでしたが。まさか見失うとは思ってもおりませんでした。申し訳ない」
「あ、いえ。だからすぐに来てくれたのですね。助かりました」
ぺこ、と頭を下げ、朱夏は憂杏と共に、レダとアル、あとは近衛隊の二人を連れて、部屋を出た。
次いで、胸元に手を当てる。
「あたし、今丸腰。剣は部屋だし、守り刀はまだ修理中でしょ?」
「何、今は大丈夫だよ。心配なら、守り刀だけ持って行くか?」
ほれ、と憂杏の道具の傍に置かれた守り刀を手渡す。
ちょっと考えて、朱夏は小さな布に刀を包むと、帯に挟み込んだ。
「さて、じゃあどうしようかね。皆で行くか? でもお姫さんが戻ってきたときに、誰もいなかったらまずいな」
「朱夏姫様、出歩かれて、大丈夫なのですか?」
セドナの言葉に、朱夏は、うん、と頷く。
憂杏も、横から笑いながら、朱夏の背中をばしんと叩いた。
「こいつはそんなヤワじゃない。つーか、部屋の中で鬱々としてたって、良くならねぇぜ。レダと二人だけで抜け出したのだって、お付きの者たちに、いい加減うんざりしてたんだろ? たまにはぱーっと、遊ぼうぜ」
あわわわ、と朱夏は憂杏の口を押さえた。
「う、うんざりなんて、思ってないわよ。ただ、いちいちついて来てもらうのも悪いと思って。用事が終わるのを待ってもらうのも悪いし」
「まぁ・・・・・・確かにあまりぞろぞろついていくのも、返って目を引きますし、朱夏姫様にもご迷惑だろうと、近衛隊は少し離れてついているものなのですがね。前は、こちらが油断しておりました。まさかあれほど素早いとは」
どうやら朱夏についている近衛隊は、朱夏も気づかないぐらいさりげなくついているらしい。
ただ、そのために見失ってしまったのだが。
「ナスル様の護衛で、ちょこちょこ動き回る姫君の追跡は、慣れているつもりでしたが。まさか見失うとは思ってもおりませんでした。申し訳ない」
「あ、いえ。だからすぐに来てくれたのですね。助かりました」
ぺこ、と頭を下げ、朱夏は憂杏と共に、レダとアル、あとは近衛隊の二人を連れて、部屋を出た。


