---やばい・・・・・・---
アリンダを倒しても、お付きの兵士が黙っていない。
急いで口に詰められた布を引っ張り出し、両手首の戒めを解こうとするが、やたらきつく縛られていて、歯で引っ張ったぐらいではほどけない。
仕方なく腕はそのままに、朱夏は唯一の武器である守り刀を握った。
「アリンダ様!」
「このアマっ!!」
三人の兵士が、朱夏に掴みかかってくる。
が、その最後尾の兵士の背後に、レダが飛びかかった。
たちまち一人の兵士ともみ合いになる。
後の一人は床に倒れるアリンダに取り付き、残る一人は、朱夏に掴みかかる。
朱夏は少し身を沈め、思い切って寝台を蹴った。
眼前に迫った兵士に、跳び蹴りを喰らわす。
再び寝台の上に着地し、すぐにレダを押さえつけようとしている兵士目掛けて、寝台から落ちるように体当たりを喰らわした。
「うわっ」
レダの横に倒れ込んだ兵士を、さらに踏みつけ、その隙にレダが体勢を整える。
素早く朱夏の腕を取ったレダは、扉のほうへと走り出した。
「こっこの野郎! 待てっっ!」
跳び蹴りを喰らった兵士は、したたかに床に身体を打ち付け、悶絶している。
体当たりを喰らった兵士も、一応起き上がっているが、よろめいている。
追ってくるのは、アリンダを見ていた兵士一人だ。
だが兵士のほうは必死だ。
この状態で朱夏たちを逃せば、自分たちの悪事が簡単に露見する。
やることをやったなら、ショックと恥ずかしさで大抵の姫君は口を閉ざすものだが、今この状態で逃げ出されたら、朱夏の格好を見ただけで、何があったかわかるというものだ。
もっともやることをやった後ならばれない、と思うのは、今までそういうことをしてきた相手が、それなりにしおらしい女性だったからであり、朱夏には当てはまらないのだが。
アリンダを倒しても、お付きの兵士が黙っていない。
急いで口に詰められた布を引っ張り出し、両手首の戒めを解こうとするが、やたらきつく縛られていて、歯で引っ張ったぐらいではほどけない。
仕方なく腕はそのままに、朱夏は唯一の武器である守り刀を握った。
「アリンダ様!」
「このアマっ!!」
三人の兵士が、朱夏に掴みかかってくる。
が、その最後尾の兵士の背後に、レダが飛びかかった。
たちまち一人の兵士ともみ合いになる。
後の一人は床に倒れるアリンダに取り付き、残る一人は、朱夏に掴みかかる。
朱夏は少し身を沈め、思い切って寝台を蹴った。
眼前に迫った兵士に、跳び蹴りを喰らわす。
再び寝台の上に着地し、すぐにレダを押さえつけようとしている兵士目掛けて、寝台から落ちるように体当たりを喰らわした。
「うわっ」
レダの横に倒れ込んだ兵士を、さらに踏みつけ、その隙にレダが体勢を整える。
素早く朱夏の腕を取ったレダは、扉のほうへと走り出した。
「こっこの野郎! 待てっっ!」
跳び蹴りを喰らった兵士は、したたかに床に身体を打ち付け、悶絶している。
体当たりを喰らった兵士も、一応起き上がっているが、よろめいている。
追ってくるのは、アリンダを見ていた兵士一人だ。
だが兵士のほうは必死だ。
この状態で朱夏たちを逃せば、自分たちの悪事が簡単に露見する。
やることをやったなら、ショックと恥ずかしさで大抵の姫君は口を閉ざすものだが、今この状態で逃げ出されたら、朱夏の格好を見ただけで、何があったかわかるというものだ。
もっともやることをやった後ならばれない、と思うのは、今までそういうことをしてきた相手が、それなりにしおらしい女性だったからであり、朱夏には当てはまらないのだが。


