「これ、ナスルお姉ちゃまが作ったのですって」
ああ、やっぱりね、と朱夏は思ったが、トゥーラ皇后は心底驚いたように、えっと動きを止める。
「ええ? ナスル様が、セドナ辺りに作らせたってこと?」
「違うわ。ナスルお姉ちゃまが、ご自分でお作りになったの。お部屋に行ったら、ちょうどできたてを運んでらして」
タフだなぁ、と朱夏は妙なところに感心する。
朱夏は環境に慣れるのにも、いっぱいいっぱいなのに。
トゥーラ皇后は、籠の中から焼き菓子を一つ摘み上げ、まじまじと見た。
「お上手でしょう? アルファルドで、よく練習してらしたんですよ」
「はぁ・・・・・・あのナスル様が・・・・・・」
信じられないというように、皇后は手に持った焼き菓子を眺める。
「・・・・・・ナスル様は、商人として、やっていけるでしょうか」
トゥーラ皇后が、ぽつりと呟いた。
「大丈夫・・・・・・だと思いますけど。家事もちゃんと、というか、あたしよりも上手でしたし。憂杏とも、仲良くやってます」
ああ、やっぱりね、と朱夏は思ったが、トゥーラ皇后は心底驚いたように、えっと動きを止める。
「ええ? ナスル様が、セドナ辺りに作らせたってこと?」
「違うわ。ナスルお姉ちゃまが、ご自分でお作りになったの。お部屋に行ったら、ちょうどできたてを運んでらして」
タフだなぁ、と朱夏は妙なところに感心する。
朱夏は環境に慣れるのにも、いっぱいいっぱいなのに。
トゥーラ皇后は、籠の中から焼き菓子を一つ摘み上げ、まじまじと見た。
「お上手でしょう? アルファルドで、よく練習してらしたんですよ」
「はぁ・・・・・・あのナスル様が・・・・・・」
信じられないというように、皇后は手に持った焼き菓子を眺める。
「・・・・・・ナスル様は、商人として、やっていけるでしょうか」
トゥーラ皇后が、ぽつりと呟いた。
「大丈夫・・・・・・だと思いますけど。家事もちゃんと、というか、あたしよりも上手でしたし。憂杏とも、仲良くやってます」


