軽く挨拶を交わし、兵士が開けた扉の中に入る。
小宮とはいえ、アルファルドの王宮の中心、磨羯宮ほどはある。
奥からククルカンへの道中に見た侍女が走り出てきた。
「まぁ夕星様。晩餐会は、お済みですか? 姫様たちも、先程夕餉を終えられました」
言いながら、三人を奥へと案内する。
さらに扉をくぐると、大きな天蓋付きの寝台があり、すでに天幕が降りている。
憂杏が、その横の長椅子に寝そべっていた。
「お? 憂杏、どうしたんだ?」
ずかずかと寝台に近づき、夕星は天幕をめくった。
ナスル姫が、すやすやと寝息を立てている。
「何だ。蹴り出されたのか」
振り向いた夕星を、憂杏はじろりと睨んだ。
「お疲れだったからな。まぁ、皇帝陛下の報告もあるし、気を張ってたんだろ。体調も心配だし、早めに寝かせた」
「ふーん。どれ、熱は・・・・・・ないようだな」
そっとナスル姫の額に手を当て、夕星は天幕を戻した。
そして、その辺の椅子に腰掛ける。
「明日、父上がもう一度話をしたいらしい」
夕星の言葉に、ああ、と返事をし、憂杏は、ふぅ、とため息をついた。
ラーダが、お茶を淹れてくれる。
「朱夏姫様、お綺麗ですわね。それはアルファルドのリンズですね。よくお似合いですわ」
朱夏の前にカップを置きながら、ラーダが言う。
朱夏は、えへへ、と笑って、頭を掻いた。
小宮とはいえ、アルファルドの王宮の中心、磨羯宮ほどはある。
奥からククルカンへの道中に見た侍女が走り出てきた。
「まぁ夕星様。晩餐会は、お済みですか? 姫様たちも、先程夕餉を終えられました」
言いながら、三人を奥へと案内する。
さらに扉をくぐると、大きな天蓋付きの寝台があり、すでに天幕が降りている。
憂杏が、その横の長椅子に寝そべっていた。
「お? 憂杏、どうしたんだ?」
ずかずかと寝台に近づき、夕星は天幕をめくった。
ナスル姫が、すやすやと寝息を立てている。
「何だ。蹴り出されたのか」
振り向いた夕星を、憂杏はじろりと睨んだ。
「お疲れだったからな。まぁ、皇帝陛下の報告もあるし、気を張ってたんだろ。体調も心配だし、早めに寝かせた」
「ふーん。どれ、熱は・・・・・・ないようだな」
そっとナスル姫の額に手を当て、夕星は天幕を戻した。
そして、その辺の椅子に腰掛ける。
「明日、父上がもう一度話をしたいらしい」
夕星の言葉に、ああ、と返事をし、憂杏は、ふぅ、とため息をついた。
ラーダが、お茶を淹れてくれる。
「朱夏姫様、お綺麗ですわね。それはアルファルドのリンズですね。よくお似合いですわ」
朱夏の前にカップを置きながら、ラーダが言う。
朱夏は、えへへ、と笑って、頭を掻いた。


