「お可愛らしい姫君ですわね。快活そうですし、夕星様には、お似合いですわ」
ララ妃がおっとりと笑う。
そのまま朱夏は、皇太子に伴われて、一段高くなったところに座るククルカン皇帝に引き合わされた。
さすがに皇帝陛下の前に出ると、自然に膝が折れる。
---す、凄い威厳・・・・・・!---
平伏してしまった朱夏は、最早顔を上げることもできずに、冷や汗をかいていた。
身体が小刻みに震えてしまう。
「そなたが、夕星の心を掴んだ姫君か。どれ、顔を上げよ」
降って来る声に、朱夏はびく、と身体を強張らせたが、そろそろと顔を上げた。
前に座る初老の皇帝と目が合った途端、朱夏は息を呑んだ。
---そっくりだ!---
ククルカン皇帝は、以前皇太子が言ったとおり、夕星の歳を取らせたそのまんま、といった感じだ。
ぼぉっと見惚れていると、皇帝陛下の目が、ふっと細められた。
「ほぉ。なるほど、可愛らしい。そなた、炎駒殿の娘さんとか? ふむ、聡明そうな瞳をしている」
「あっ・・・・・・え、炎駒が娘、朱夏と申します」
慌てて名乗り、再びがばっと平伏する。
あまりの勢いに、首から下げた守り刀が、かしゃんと音を立てて、床にぶつかった。
「そのように堅くならなくても良い。炎駒殿とは、よく書簡のやりとりをしているのだ。もっとも仕事上の話だが、ここ最近は、そなたの話題もよくしたものだよ。まぁ私が聞きたがることに、炎駒殿が答えてくれるだけなのだが」
ララ妃がおっとりと笑う。
そのまま朱夏は、皇太子に伴われて、一段高くなったところに座るククルカン皇帝に引き合わされた。
さすがに皇帝陛下の前に出ると、自然に膝が折れる。
---す、凄い威厳・・・・・・!---
平伏してしまった朱夏は、最早顔を上げることもできずに、冷や汗をかいていた。
身体が小刻みに震えてしまう。
「そなたが、夕星の心を掴んだ姫君か。どれ、顔を上げよ」
降って来る声に、朱夏はびく、と身体を強張らせたが、そろそろと顔を上げた。
前に座る初老の皇帝と目が合った途端、朱夏は息を呑んだ。
---そっくりだ!---
ククルカン皇帝は、以前皇太子が言ったとおり、夕星の歳を取らせたそのまんま、といった感じだ。
ぼぉっと見惚れていると、皇帝陛下の目が、ふっと細められた。
「ほぉ。なるほど、可愛らしい。そなた、炎駒殿の娘さんとか? ふむ、聡明そうな瞳をしている」
「あっ・・・・・・え、炎駒が娘、朱夏と申します」
慌てて名乗り、再びがばっと平伏する。
あまりの勢いに、首から下げた守り刀が、かしゃんと音を立てて、床にぶつかった。
「そのように堅くならなくても良い。炎駒殿とは、よく書簡のやりとりをしているのだ。もっとも仕事上の話だが、ここ最近は、そなたの話題もよくしたものだよ。まぁ私が聞きたがることに、炎駒殿が答えてくれるだけなのだが」


