朱夏の首には、いつものように夕星から初めにもらった守り刀が下がっている。
細い鎖に透明な刀が下がっているだけなので、大して目立たないのだ。
「あら? それはもしかして、皇家の守り刀ですか?」
刃の部分は薄い皮袋の鞘に納まっているため、守り刀を知っている者が見ても、よく見ないとわからない。
「ええ。夕星様が、初めて会ったときに、くださったんです」
「まぁ珍しい。あの夕星様が、一目惚れするなんて」
「あ、いえ。とりあえず、繋がりを残しておこうと思っただけのようですよ」
慌てて取り繕う朱夏にも、セドナはふるふると面白そうに首を振る。
「とりあえず、で、皇家の者の証でもある守り刀を渡すものですか。そもそも、繋がりを残したい、と思うこと自体が、心惹かれている証拠ですよ」
そう言われてしまうと、何も言い返せない。
朱夏は真っ赤になって、黙り込んだ。
「まぁまぁセドナ様。そんなに朱夏姫様を苛めるものではありませんわ」
レダが笑いながら、寝室に入ってくる。
「苛めているわけでは、ありませぬよ。あの、どこか無鉄砲な夕星様が、こんなに想うおかたができて、わたくしは嬉しいのですから」
セドナはそう言うと、朱夏を立ち上がらせ、全身をチェックした。
リンズの皺を伸ばし、満足そうに微笑む。
細い鎖に透明な刀が下がっているだけなので、大して目立たないのだ。
「あら? それはもしかして、皇家の守り刀ですか?」
刃の部分は薄い皮袋の鞘に納まっているため、守り刀を知っている者が見ても、よく見ないとわからない。
「ええ。夕星様が、初めて会ったときに、くださったんです」
「まぁ珍しい。あの夕星様が、一目惚れするなんて」
「あ、いえ。とりあえず、繋がりを残しておこうと思っただけのようですよ」
慌てて取り繕う朱夏にも、セドナはふるふると面白そうに首を振る。
「とりあえず、で、皇家の者の証でもある守り刀を渡すものですか。そもそも、繋がりを残したい、と思うこと自体が、心惹かれている証拠ですよ」
そう言われてしまうと、何も言い返せない。
朱夏は真っ赤になって、黙り込んだ。
「まぁまぁセドナ様。そんなに朱夏姫様を苛めるものではありませんわ」
レダが笑いながら、寝室に入ってくる。
「苛めているわけでは、ありませぬよ。あの、どこか無鉄砲な夕星様が、こんなに想うおかたができて、わたくしは嬉しいのですから」
セドナはそう言うと、朱夏を立ち上がらせ、全身をチェックした。
リンズの皺を伸ばし、満足そうに微笑む。


