「そ、そんなに違いますか・・・・・・。いえ、本当に、決してアルシャウカット殿が気に入らないとか、そういうことではないのです。ただ、対等の女性というものに、あまり接したことがありませんので。朱夏姫様やナスル様は、主という意識があるので、そう意識しないのですが、アルシャウカット殿は、私と同じ立場なわけで。仕えるわけでもない、私の部下なわけでもない。どう接したらいいのか、わからないのです」
「単に友人として、接してみたらどうです?」
憂杏からしたら、何がわからないのかがわからない。
対等な人間のほうが、付き合いやすいものではないのか。
だがアシェンは、ふぅ、と青い顔を上げて、空を眺めた。
「その友人というのが、どうもよくわからないのです。私は幼い頃より、兵舎で育ちましたので、仲良くわいわい、という雰囲気とは程遠く育ちました。同年代の者もおりましたが、厳しい世界だったもので。親しく声を交わすことも、ありませんでした。さらにそこから香々背男様の側近に選ばれ、周りにいるのはお偉い方々、とくれば、今まで以上に軽口など叩けませぬ」
つまり、親しい友人というものなく今まできた、ということだ。
兵舎で育つとそうなる、とも思えない。
真面目すぎたアシェンの、性格故だろう。
「良い機会じゃないですか。アルも良い奴ですよ。お嫌いじゃなければ、どんどん喋ってみればいいんです。あまりずっと他人行儀だと、アルも困るでしょう」
「単に友人として、接してみたらどうです?」
憂杏からしたら、何がわからないのかがわからない。
対等な人間のほうが、付き合いやすいものではないのか。
だがアシェンは、ふぅ、と青い顔を上げて、空を眺めた。
「その友人というのが、どうもよくわからないのです。私は幼い頃より、兵舎で育ちましたので、仲良くわいわい、という雰囲気とは程遠く育ちました。同年代の者もおりましたが、厳しい世界だったもので。親しく声を交わすことも、ありませんでした。さらにそこから香々背男様の側近に選ばれ、周りにいるのはお偉い方々、とくれば、今まで以上に軽口など叩けませぬ」
つまり、親しい友人というものなく今まできた、ということだ。
兵舎で育つとそうなる、とも思えない。
真面目すぎたアシェンの、性格故だろう。
「良い機会じゃないですか。アルも良い奴ですよ。お嫌いじゃなければ、どんどん喋ってみればいいんです。あまりずっと他人行儀だと、アルも困るでしょう」


