「では叔父上。お世話になりました」
何日間かのコアトル滞在後、港で皇太子が、見送りに来た知事と正妃に挨拶をした。
背後には大きな船が停泊している。
「叔母上、ありがとう。またね」
ナスル姫が正妃に抱きつき、別れを惜しむ。
朱夏と葵、憂杏も、それぞれ知事と正妃に挨拶した。
「お気を付けて。皇帝陛下に、よろしくお伝えください。婚儀には、参列させていただきます故」
「ええ。待っています」
夕星が知事の手を握り、ようやく一行はタラップを上がった。
乗船が済むと、それぞれの船に配備された軍の隊長のかけ声と共に、船が動き出す。
甲板で朱夏は、目を見開いてその様子を眺めた。
船はあっという間に岸を離れ、コアトルの町はどんどん小さくなる。
前方には、水平線しか見えない。
「・・・・・・うわぁ~、凄い。滑ってるみたい」
「ね、凄いよねぇ。外海に出るのは初めてだ。凄いなぁ」
船首にかじりついて、食い入るように行く手を見る朱夏に、葵も同じように言った。
何日間かのコアトル滞在後、港で皇太子が、見送りに来た知事と正妃に挨拶をした。
背後には大きな船が停泊している。
「叔母上、ありがとう。またね」
ナスル姫が正妃に抱きつき、別れを惜しむ。
朱夏と葵、憂杏も、それぞれ知事と正妃に挨拶した。
「お気を付けて。皇帝陛下に、よろしくお伝えください。婚儀には、参列させていただきます故」
「ええ。待っています」
夕星が知事の手を握り、ようやく一行はタラップを上がった。
乗船が済むと、それぞれの船に配備された軍の隊長のかけ声と共に、船が動き出す。
甲板で朱夏は、目を見開いてその様子を眺めた。
船はあっという間に岸を離れ、コアトルの町はどんどん小さくなる。
前方には、水平線しか見えない。
「・・・・・・うわぁ~、凄い。滑ってるみたい」
「ね、凄いよねぇ。外海に出るのは初めてだ。凄いなぁ」
船首にかじりついて、食い入るように行く手を見る朱夏に、葵も同じように言った。


