「この度はご結婚、まことにおめでとうございます」
にこりと笑って頭を下げる女性に、朱夏はやはり釘付けになる。
「ありがとうございます。・・・・・・あの・・・・・・」
箱を受け取りながら、躊躇いがちに声をかけた朱夏に、女性は、ああ、と目を細めた。
「失礼致しました。わたくしは竜の娘、苺鈴と申します」
「あ、そ、そうだったんですね。東方の女性というのは、何というか、とっても魅力的なんですね」
苺鈴に自己紹介されただけで、朱夏はおたおたとしてしまい、はぐらかすように、曖昧に笑った。
そんな朱夏に、苺鈴はきょとんとしている。
「こういう奴は、珍しいのか? 葵王も、苺鈴には興味があったようだな」
え、と振り向いた朱夏より早く、葵が声を上げる。
「ちょ、ちょっと。興味があるなんて、誤解を招くようなこと、言わないでくださいよ」
「誤解? 何が? 気を惹かれたのは確かだろ? 朱夏と似たような反応してたじゃないか」
しれっと言う夕星と、真っ赤になっている葵を見比べ、朱夏は最後に、ちらりと苺鈴を見た。
苺鈴は、穏やかに微笑んでいる。
「葵、前に、苺鈴さんに会ったの?」
不思議に思って朱夏が聞くと、葵に代わって、苺鈴が答えた。
「夕星様たちが、こちらの宮殿に入られた翌日でしたかしら。夕星様と、そちらのナスル姫様のご婚約者様と一緒に、見えられたのですよ」
「ふぅん。葵も、苺鈴さんの魅力にびっくりしたのね」
納得して言った朱夏の言葉に、何故か苺鈴は狼狽えた。
にこりと笑って頭を下げる女性に、朱夏はやはり釘付けになる。
「ありがとうございます。・・・・・・あの・・・・・・」
箱を受け取りながら、躊躇いがちに声をかけた朱夏に、女性は、ああ、と目を細めた。
「失礼致しました。わたくしは竜の娘、苺鈴と申します」
「あ、そ、そうだったんですね。東方の女性というのは、何というか、とっても魅力的なんですね」
苺鈴に自己紹介されただけで、朱夏はおたおたとしてしまい、はぐらかすように、曖昧に笑った。
そんな朱夏に、苺鈴はきょとんとしている。
「こういう奴は、珍しいのか? 葵王も、苺鈴には興味があったようだな」
え、と振り向いた朱夏より早く、葵が声を上げる。
「ちょ、ちょっと。興味があるなんて、誤解を招くようなこと、言わないでくださいよ」
「誤解? 何が? 気を惹かれたのは確かだろ? 朱夏と似たような反応してたじゃないか」
しれっと言う夕星と、真っ赤になっている葵を見比べ、朱夏は最後に、ちらりと苺鈴を見た。
苺鈴は、穏やかに微笑んでいる。
「葵、前に、苺鈴さんに会ったの?」
不思議に思って朱夏が聞くと、葵に代わって、苺鈴が答えた。
「夕星様たちが、こちらの宮殿に入られた翌日でしたかしら。夕星様と、そちらのナスル姫様のご婚約者様と一緒に、見えられたのですよ」
「ふぅん。葵も、苺鈴さんの魅力にびっくりしたのね」
納得して言った朱夏の言葉に、何故か苺鈴は狼狽えた。


