「朱夏様、敬語禁止ですわよ」
「あ、ほんとだ」
そんなやり取りをしていると、ようやくナスル姫が目を開けた。
じっと朱夏を見、やがてむくりと上体を起こす。
「・・・・・・そっか。コアトルの宮殿に、着いたんだったわね」
ぼそ、と言い、うう~~ん、と思い切り伸びをして、寝台の上にぴょこんと座った。
「おはよう、朱夏」
「おはようございます」
反射的に返し、あわわ、と慌てる。
やはり、どうしても敬語になってしまう。
ナスル姫は不満そうに、唇を突き出した。
「もおぉ~、駄目ねぇ。夕べあんなに練習したのに」
夕べは遅くまで、侍女らを交えて散々語り合った。
その間ナスル姫は、最初に宣言した通り、朱夏が敬語を使うたびに言い直させていたのだが。
いくら自分のほうが飛躍的に身分が高くなっても、簡単に態度は変えられない。
「まぁ・・・・・・身分を自慢しないのは、良いことよね。呼び方は難しいでしょうけど、敬語は極力使わないように、努力してよ」
こく、と頷き、良く考えてから、朱夏は口を開いた。
「わかったわ」
「あ、ほんとだ」
そんなやり取りをしていると、ようやくナスル姫が目を開けた。
じっと朱夏を見、やがてむくりと上体を起こす。
「・・・・・・そっか。コアトルの宮殿に、着いたんだったわね」
ぼそ、と言い、うう~~ん、と思い切り伸びをして、寝台の上にぴょこんと座った。
「おはよう、朱夏」
「おはようございます」
反射的に返し、あわわ、と慌てる。
やはり、どうしても敬語になってしまう。
ナスル姫は不満そうに、唇を突き出した。
「もおぉ~、駄目ねぇ。夕べあんなに練習したのに」
夕べは遅くまで、侍女らを交えて散々語り合った。
その間ナスル姫は、最初に宣言した通り、朱夏が敬語を使うたびに言い直させていたのだが。
いくら自分のほうが飛躍的に身分が高くなっても、簡単に態度は変えられない。
「まぁ・・・・・・身分を自慢しないのは、良いことよね。呼び方は難しいでしょうけど、敬語は極力使わないように、努力してよ」
こく、と頷き、良く考えてから、朱夏は口を開いた。
「わかったわ」


