「王子のお付きってことは、朱夏ってもしかして、貴族の姫君なのか?」
「え、えっと・・・・・・。その、そりゃ確かに、父上は元々大臣で、今は王の側近だけど。そいでほら、その父上の縁で、あたしは小さい頃から王宮に馴染んでて、歳も近いってんで、葵の友達として一緒に遊んでたのね。で、まぁそんな縁で、葵付きになったってわけ」
早鐘を打つ胸に狼狽えつつ、パニック状態の朱夏は、早口に聞かれもしないことまでまくしたてた。
しばらくぽかんと朱夏を見ていたユウは、ふ、と笑うと、ゆるゆると馬を進め始めた。
「そうか・・・・・・。どうりで、町娘にも見えないと思ったわけだ」
馬が動き出したおかげで、またユウの胸に飛び込みそうになった朱夏は、慌ててユウの腰帯を掴んだ。
そのまま腰帯を掴んでおくことにし、朱夏はちょっと気になったことを口にした。
「町娘には見えないって、じゃあちゃんと、貴族の姫君に見えたってこと?」
憂杏に散々馬鹿にされた後なだけに、少し嬉しく思い、朱夏は目を輝かせた。
が、ユウは少し困ったように、苦笑いを浮かべる。
「え、えっと・・・・・・。その、そりゃ確かに、父上は元々大臣で、今は王の側近だけど。そいでほら、その父上の縁で、あたしは小さい頃から王宮に馴染んでて、歳も近いってんで、葵の友達として一緒に遊んでたのね。で、まぁそんな縁で、葵付きになったってわけ」
早鐘を打つ胸に狼狽えつつ、パニック状態の朱夏は、早口に聞かれもしないことまでまくしたてた。
しばらくぽかんと朱夏を見ていたユウは、ふ、と笑うと、ゆるゆると馬を進め始めた。
「そうか・・・・・・。どうりで、町娘にも見えないと思ったわけだ」
馬が動き出したおかげで、またユウの胸に飛び込みそうになった朱夏は、慌ててユウの腰帯を掴んだ。
そのまま腰帯を掴んでおくことにし、朱夏はちょっと気になったことを口にした。
「町娘には見えないって、じゃあちゃんと、貴族の姫君に見えたってこと?」
憂杏に散々馬鹿にされた後なだけに、少し嬉しく思い、朱夏は目を輝かせた。
が、ユウは少し困ったように、苦笑いを浮かべる。


