「でもそれを伝えたら、叔父上もお喜びになりますわね。兄上の説得が上手くいくよう、お祈りしておきますわ」
合掌して頭を下げるナスル姫に、夕星は苦笑いを浮かべた。
そして、あっと憂杏を見て声を上げた。
「そうだ、朱夏の婚礼衣装。前選んだ生地の取り寄せ、取りかかってもらおうかな」
「ああ、そうだったな。お姫さんは・・・・・・まだ早いか」
ちら、と隣のナスル姫を見、憂杏は今までより一層照れくさそうに、ごりごりと頭を掻いた。
結婚がより現実味を帯び、しかもその相手は他ならぬ自分だ、ということに、妙に照れてしまったようだ。
「まぁ、お兄様ったら、そんなことまで手配済みですの? 抜け目ないですわね~。ねぇ憂杏。わたくしのも、考えてくれる?」
ナスル姫が、きらきらと輝く瞳で憂杏を覗き込む。
朱夏は婚礼衣装がどうとか言われても、いまだにぴんと来ないのだが、ナスル姫は興味津々のようだ。
「朱夏よりも、お前のほうがイメージしやすいな。朱夏のは、ちょいと難しい。どういうのがいい?」
夕星に言われても、朱夏はきょとんとするばかりだ。
確かにナスル姫の花嫁衣装といえば、スタンダードな真っ白で豪華なものが、簡単に頭に浮かぶ。
だが、それを自分に当てはめてみることができない。
「・・・・・・に、似合わない・・・・・・」
想像上でも、頭を抱えるほど似合わないとわかってしまい、朱夏は項垂れた。
が、憂杏が前から伸ばした手で、がしがしと朱夏の頭を撫でて言う。
「おいおい。まさか、お姫さんの衣装を、そのままイメージしたんじゃないだろうな? お前にそんなものを着せるなんて無謀なこと、誰も考えてないぞ」
合掌して頭を下げるナスル姫に、夕星は苦笑いを浮かべた。
そして、あっと憂杏を見て声を上げた。
「そうだ、朱夏の婚礼衣装。前選んだ生地の取り寄せ、取りかかってもらおうかな」
「ああ、そうだったな。お姫さんは・・・・・・まだ早いか」
ちら、と隣のナスル姫を見、憂杏は今までより一層照れくさそうに、ごりごりと頭を掻いた。
結婚がより現実味を帯び、しかもその相手は他ならぬ自分だ、ということに、妙に照れてしまったようだ。
「まぁ、お兄様ったら、そんなことまで手配済みですの? 抜け目ないですわね~。ねぇ憂杏。わたくしのも、考えてくれる?」
ナスル姫が、きらきらと輝く瞳で憂杏を覗き込む。
朱夏は婚礼衣装がどうとか言われても、いまだにぴんと来ないのだが、ナスル姫は興味津々のようだ。
「朱夏よりも、お前のほうがイメージしやすいな。朱夏のは、ちょいと難しい。どういうのがいい?」
夕星に言われても、朱夏はきょとんとするばかりだ。
確かにナスル姫の花嫁衣装といえば、スタンダードな真っ白で豪華なものが、簡単に頭に浮かぶ。
だが、それを自分に当てはめてみることができない。
「・・・・・・に、似合わない・・・・・・」
想像上でも、頭を抱えるほど似合わないとわかってしまい、朱夏は項垂れた。
が、憂杏が前から伸ばした手で、がしがしと朱夏の頭を撫でて言う。
「おいおい。まさか、お姫さんの衣装を、そのままイメージしたんじゃないだろうな? お前にそんなものを着せるなんて無謀なこと、誰も考えてないぞ」


