桂枝の小言を適当にあしらいながら、朱夏は帯を解いて、上に着ていた汚れた衣を脱いだ。
「それに、内宮にお部屋をいただくなんて、側室のようだって仰ってましたわね。だから、お嫌なのでしょ?」
衣を受け取り、アルが悪戯っぽく言った。
桂枝も、納得したように息をつく。
「なるほどね。朱夏様も、そういうことまで考えられるようになりましたか。少しは娘らしい思考も、あるということですね」
内宮は、王宮の中心部。
当然そこには、王家の住まいもある。
内宮に部屋を持つ、貴族の娘の部屋へ、王族の誰かが忍んでいくことも、珍しくないのだ。
貴族のほうも、元からそういうことを狙って、娘を内宮に入れる者もいる。
「内宮にお部屋なんてもらったら、夜這いを了承したようなもんじゃない! こっちの気持ちも関係なしに、王族だからって、お構いなしにそんなことされるなんて、冗談じゃないわよ」
「・・・・・・朱夏様なら、内宮にお部屋をいただいても、罠を仕掛けそうですわね」
「むしろ内宮のほうが、えげつない罠を仕掛けそうですよ」
桂枝とアルが、憤慨する朱夏の言葉に、ぼそぼそと突っ込みを入れる。
「それに、内宮にお部屋をいただくなんて、側室のようだって仰ってましたわね。だから、お嫌なのでしょ?」
衣を受け取り、アルが悪戯っぽく言った。
桂枝も、納得したように息をつく。
「なるほどね。朱夏様も、そういうことまで考えられるようになりましたか。少しは娘らしい思考も、あるということですね」
内宮は、王宮の中心部。
当然そこには、王家の住まいもある。
内宮に部屋を持つ、貴族の娘の部屋へ、王族の誰かが忍んでいくことも、珍しくないのだ。
貴族のほうも、元からそういうことを狙って、娘を内宮に入れる者もいる。
「内宮にお部屋なんてもらったら、夜這いを了承したようなもんじゃない! こっちの気持ちも関係なしに、王族だからって、お構いなしにそんなことされるなんて、冗談じゃないわよ」
「・・・・・・朱夏様なら、内宮にお部屋をいただいても、罠を仕掛けそうですわね」
「むしろ内宮のほうが、えげつない罠を仕掛けそうですよ」
桂枝とアルが、憤慨する朱夏の言葉に、ぼそぼそと突っ込みを入れる。


