キスに夢中になっていたけれど 翔の手がワイシャツのボタンを外し終わっていて、背中のブラがパチンっと外れて、締め付けがなくなる。 あたしの胸の膨らみに触れたとき、ビクッと身体を強張らせていた。 「ひゃぁ……っ」 初めての感覚にあたしは、どうしたらいいのか分かんない。 「──どうする?やめる?今ならやめられるけど」 「大丈夫……っ」 あたしは、もう声にも出せないほど。 気遣う声とは、裏腹にあたしに刺激を与えてくるから、もう翔に酔いしれていた。