今度は、優しく唇を包み込むように。 新年そうそうこんなキスして、嬉しい……って思ってもいいのかな? 「ねぇ、翔。結局翔は何をお願いしたの?」 「ん?人に言ったら願わなくなるんじゃなかったっけ」 嘘っ 「じゃあいいっ!」 全力で否定するあたしをくすっと笑った。 「葵が離れて行かなければ、オレの願い事はずっと叶ってるけど」 あぁ、神様 こんな甘いひと時を下さって、ありがとうございます 神様、お願い!【終】