公園の中に遊具がある。


もしかして……ブランコ乗りたいとか?


菅沼さんは、まだオレをジッと見ていた。


いや……ブランコ乗んのはハズかしーな。





「公園……寄りたい?」


「えっ!そんなつもりじゃないの。あの……またジュース飲みたくなっちゃった。

今度は私がおごるから、あとちょっとだけ……いいかな」


菅沼さんは、真っ赤な顔して必死に喋ってる。


……おごられんのあんま好きじゃねーんだな。


きっと、オレと変な貸し借りしたくなくて、


こんな提案したのかも。