君の好きな人。




龍哉が槇原先輩を掴み、おもいっきり殴った。


「…チッ」


槇原先輩の口から血が出ている。


「早く出てけよ」


龍哉のその一言に先輩は出て行った。



出て行ったのを確認すると龍哉がこっちに来た。



「彩未…大丈夫か?」


しゃがんで話す龍哉。


「……」


私が反応しなかったからか、頬に手を伸ばした。


体がビクッと反応する。


「あっ……ごめん…」



龍哉はそんな私を見て悲しそうに眉を寄せた。


だから、「大丈夫だから…」と言って笑った



龍哉にそんな顔してほしくない。