「今日の補習もちゃんとやろう。俺・・・・・・答えが見つからんかったから、逃げてた。お前のまっすぐな目に、自分自身がどうしていいかわからんくてな」 「答えなんか・・・・・・いらんのに。ごめん、先生」 顔が近くてドキドキする。 黒岩の匂いがする。 好き。 好き。 許されるなら、このままぎゅーって抱きつきたい。 「俺のことが好きなん?」 「うん」