「麻奈っ!」


この声は


「大輝っ!」



後ろを振り返ると、息を切らしている大輝がいた。


「ごっ・・ごめん・・。

 遅れた・・。」


「いいよ。

 それより、何かあったの?」


「・・寝坊・・した」


「ねっ・・寝坊!?」


「うん・・」