無造作に置かれたままのバッグからラッピングされた袋を取り出して息を吐く。 ソファの真後ろに位置するこの場所からは関谷は見えなくて、どうしたもんかと思うけれど、その方が都合が良いかも。 「…関谷、これ、べつに深い意味はないけど。あんた意外に寒がりだし、偶然目に入ったから、」 ああ、まどろっこしい。 自分で言ってて嫌になる。 反応のない関谷に一歩一歩近寄って、あたしはその顔を見て一瞬、ぽかんとしてしまった。 そう、ぽかんと。