「話ってなんかあったのか?」 隣に座ってる裕の方に体を向けて、向かい合うように座った 前にいる裕の手を両手でギュッと掴んで裕の顔を見た 「話したい事いっぱいあるよ 謝りたい事とかありがとうって事とか 裕に話したい事がたくさんあるんだ」 裕は掴んでない方の手を私の頭の上に乗せて優しい眼差しで 「そっか。ゆっくりでいいから全部話してな」 って。口調がいつもより優しくて最後にこれはずるいよ