今日から新しいスタートを切ることができる 新しい生活の始まり… 私の心がもう傷付かないように平凡に、そうただ平凡に過ごせればいい 私の願いはそれだけ いつもの様に淡々と用意を済まし、鏡の前に立つ 初めて着る高校の制服 意外と可愛いみたい 私には似合わないけど…、 これから毎日この制服を着て、学校に通うのだ 「よろしくね、制服さん」 1人鏡に向かって呟き、カバンを手に玄関の扉を開いた