「行こ、琉偉。」 「うん…」 あたしたちは職員室に行くまで、何回絆奈の名前を聞いただろうか。 「えぇ…!?桜小路さんが?」 「入院してたんだ…」 「朝から亜蓮様がベッタリなんだって。」 「亜蓮様も大変ね…」 あたしは元々神門君は好きじゃない。 何か裏がありそうで怖い。 「失礼します。」