「……ん…?」 目を薄ら開ける。 チッチッチッと針が動く目覚まし時計をおもむろに見やった。 (……9時) 大きく屈伸をし、ベッドから降りて窓を開ける。 心地よい風が頬を撫でた。 (今日は天気がいいみたい) 日が当たり身体がポカポカする。 服を取り出し、素早く支度を済ませて部屋を出た。 洗面所に向かって壁にかけてある鏡に映し出されている自身を凝視する。 (…結構、腫れは退いたみたい) とりあえずよかった、と軽く安堵した。 後は軽くメイクして隠せば、ほぼバレることはないだろう。