だってそれは、初めてあの人に感じた想いだから。 好き。 それは一見軽いようで、甘い誘惑のような、キラキラしたもの。 “好き”には種類がある。 友達の好き。 家族の好き。 ─そして、恋愛の好き。 真帆が田原風太(タハラフウタ)に対して、当てはまるモノはひとつ。 恋愛の好き。 それは、甘いだけじゃない。 それだけじゃ終わらない。終わってくれないだろう。 苦く、張り裂けそうになるくらい痛くて、哀しくもなる。 切なく、なる。