シンジは、溜め息を付いた。 「それにしても、お前 随分顔色悪くないか?」 「…そうかなぁ?」 「今だに、寝れてないのか?」 そういえば、シンジと会うのは 2年ぶりなんだ。 「大丈夫だよ…」 言ってはみたけど、嘘だと見抜かれている。 「今日は、顔見に来ただけだから これで帰るな」 シンジは、あたし達に手を振り帰って行った。 シンジと会ったのは、これが最後だった…。