「冬夜」

ドアの向こう側から佐倉の声が聞こえた。


「入っていいよ」

そう言うと佐倉はオロオロしながら入ってきた。

…可愛いと本当に思う。


ベッドに座り佐倉を見る。


「ここ座って」

俺が指定したのは膝の上。

「えぇ!!///」

佐倉は真っ赤になる。


「早く来いって」

佐倉の腕を引っ張って向かい合うように座らした。

間近で見た佐倉はやっぱり可愛い顔してる。

「と、冬夜?
どうしたの///」

手も繋がなかった俺だから驚くのも無理は無い。