「ったく、無茶すんなよ!!お前がいないと結構大変なんだからな!!」



桐島ちゃんが呆れた口調で言ってきた。



「アハハっ!!ごめんごめん♪次からは気を付けるよ」



「んなこと言っといて、これっぽちも反省なんかしてねーくせに」


桐島ちゃんの言葉に美姫や司令官が笑い出した。



あれ?
でも戸田さんだけ、なんか表情が険しいような…



みんなみたいに笑ってないし、なんか怒ってるみたい…



「も〜!!みんな!!そろそろ仕事に戻らなくていーの?また事件とか来てるかもしんないじゃん」



「あぁ、そうだな。じゃあ行きますか、皆さん!!水樹!!また来るからな。安静にしてろよ!!」



桐島ちゃんが念を推す様にあたしを見ながら言った。



「分かってるよ!!バイバイ♪」



あたしはみんなに手を振った。



――が、しかし。



「すみません。俺、ちょっと水樹と話したいことあるんで皆さん先に署に戻っててもらえますか?」



戸田さんがいきなりそんなことを言い出した。



――えっ?



話したい……こと?