シャワーを浴び終えるとあたしは脱いだ下着とスーツを着てシャワー室を出た。
あ〜この後は司令官のとこに行かなきゃなんだっけ…
も〜〜!!
マジムリ!!
でも行かなきゃ司令官もっとうるさいだろうし…
行くか……
あたしは渋々と司令官室に向かう
――ドンッ!!
「きゃっ」
「うわっ」
角を曲がった瞬間、誰かにぶつかった。
「すみませんっ!!お怪我はありませんか!?」
「いっ、いえ!!だいじょー…っ」
あたしはその人を見上げた途端、言葉を失った。
何この人……
めちゃくちゃいい男!!
180は余裕で超えてそうな身長に
芸能人並みに整った顔。
軽くセットされた濃い目のブラウン色をした髪。
引き締まった身体。
服を着ていてもガッチリしていることはなんとなく分かった。
「そうですか、なら良かった」
彼は優雅に笑うとあたしから離れた。

