「いや〜…でも本当大したことないし…」
「んなわけないじゃん!!24で隊長経験アリなんてフツーじゃないって!!ほらほら!!やって見せて♪」
あたしがそう言うと美姫も“そうよ!!'と付け足した。
戸田さんは観念したように銃を手にした。
「……ほんと大したことないから、笑わないでな?」
戸田さんは苦笑いをした。
「あたりまえですよ!!じゃあ見せて下さい♪」
戸田さんはコクンと頷くと両手で銃を構えた。
そして――
――パンパン!!
戸田さんの撃った弾が見事に的を命中した。
しかも超綺麗に…
しかも何!?
あの完璧なフォームは!!
何1つ崩れてない!!
撃ち終わると戸田さんは気まずそうにあたし達を見た。