――次の日、特殊部隊オフィス。


「美姫ーっ!!あのさ、今日の夜暇?」



あたしは隣のデスクに座る美姫に声を掛けた。



「夜?暇だけど…どうして?」



美姫は不思議そうに首を傾げた。


「あのさ、ちょっと相談乗ってもらいたくて…」



「いいわよ。仕事帰りに、久しぶりにバーで一杯やりましょうか」


美姫は快くOKしてくれた。



「ていうか珍しいわね。水樹が悩み事なんて。」



美姫は、珍しいものを見るかのような目であたしを見る。



「あっ、あたしだって悩み事の1つや2つあるっての!!」



あたしはバシッと美姫を叩く。



「ふっ、まぁいいわ。とにかく仕事終わったらね。」



美姫は『トレーニング行きましょ』と 言い、あたしを見た。



「あ、うんっ」



あたしは美姫の後を続いてオフィスを出た。



――トレーニングルーム。



「――…99…100!!」



あたしは腹筋を100回やり終わった。



「すごいわね、水樹。これくらい楽勝でしょ」



隣で腕立てをやる美姫が声を掛けてくる。



「へへっ♪トレーニング好きだからねぇ〜これくらいどうってことないよ!!」



あたしは“よっ'と起き上がり、汗を拭いた。



あ〜やっぱ気持ち良い!!



トレーニングはサイコーだなぁ♪