「まだ結構時間あるよね〜」



あたしは美姫や戸田さん、ハルカと一緒にいた。



桐島ちゃんと瑠樹也は任務まで部屋で休むらしい。



あたし達、4人は時間まで戸田さん達の部屋で暇潰しをすることになった。



「は〜……なんかめちゃ緊張しますねー…俺めっちゃ不安ですよ!!まだ死にたくないですし!!」



ハルカが眉毛を下げた。



「大丈夫だろ。お前なら死なねぇよ!!」



「そーだよ〜!!あたしだって死にたくないよ!!(笑)」



「大丈夫よ、ハルカ。危険な任務だけどきっと上手くいくわ」



みんなでなんとかして、ハルカを慰める。



ハルカはまだ特殊部隊に入ったばかりだから、こんな大きな任務は始めてだと思う。



だからその分も、あたし達がフォローしてあげなくちゃいけない。


「あ、ありがとうございます!!そっすよね!!俺頑張りますっ!!」



ハルカはガッツポーズをした。



やっぱハルカは面白い。



育ちがいいんだろうな…
両親に賛成されていて、愛されていて。



あたしは…



そんなこと全然なかった。



――母は心配性で、あたしの今の仕事に対して大反対。



父も同様。