「全員いるかー?そろそろ行くぞー」



戸田さんとの話を終えた司令官があたし達に寄ってきた。



「点呼の結果、全員います。」



桐島ちゃんが司令官に報告をする。



「よし、じゃあ行くぞー」



みんなが司令官に付き、ゲートに向かう。



あたしも美姫と一緒に歩き出す。


「水樹、わりぃな。ちょっと話し込んでてさ…」



戸田さんが寄ってきた。



「ううん、大丈夫だよ♪」



あたしは笑顔で答える。



「おはよーございます、戸田さん」


「あ、おはよう」



あたしの隣にいた美姫が戸田さんに挨拶をした。



「よーしっ!!邪魔者は退散するかな〜♪♪じゃっ!!香港まで夫婦水入らずでどーぞ♪♪」



「ふっ、夫婦って……」



あたしは思わず顔を赤くした。



「ふふっ♪じゃーね!!仕事には専念するのよ!!」



美姫はひらひらと手を振ってゲートに行った。