あたしは微笑むと美姫と一緒に射撃訓練に向かった。



――射撃訓練場。



中に入ると、既に香港に行くメンバー達が訓練を開始していた。



あたしも空いている場所を見つけ、訓練を始める。



――パンパン!!!!



あたしが撃った銃弾は二発共、的の真ん中に命中した。



「よっし!!」



あたしは拳を握った。



――パンパンパンパン!!!!



あたしは隣から聞こえてきた整った銃声にそちらを向いた。



「――す……ご…」



隣にいたのは戸田さんだった。
計四発の銃弾が的に綺麗に命中していた。



「戸田さんスゴイッ!!今のマジヤバーイ!!」



あたしは思わず戸田さんに駆け寄った。



「水樹こそ凄かったよ。俺、見とれたわ(笑)」



戸田さんは優しく微笑んだ。