――射撃訓練場。
「――ハルカ、的が外れてるぞ。マフィアには通用しないから気を付けろよ」
「はいっ!!指摘して頂いてありがとうございます、優輝さん!!」
桐島ちゃんに笑顔でお礼をするハルカ。
これから大きな任務が待っているからこそ、先輩としても熱が入るんだろう。
ハルカはまだ新人だし、銃もまだ使い慣れてはいない。
マフィアに立ち向かうには、今より遥かに完璧な射撃法を身に付けなくてはいけない。
あたしも負けじと銃を構える。
集中しよう。
マフィアと戦う為に。
これからの為に……
――パンパン!!!
あたしの撃った銃弾は見事、的を的中した。
「すごいっ!!水樹さんカッコいいっす〜!!」
ハルカが興奮気味にあたしに寄ってきた。
「んなことないって!!ただ普通に撃っただけだよ」
あたしは照れ笑いをした。
「やっぱ水樹はさすがだな。うちの特殊部隊の希望の星だけあるよ」
そこに現れたのは戸田さんだった。
「そ、そんなことないよぉっ!!戸田さんのほうがスゴいじゃん?司令官経験もあるしさ♪」
「司令官経験なんて大したもんじゃないよ。今のほうが人間関係も充実してるし、凄くやりやすいし、居心地がいい。」
戸田さんは笑顔で答えた。

